公開日 2018年10月31日 最終更新日 2021年9月25日
腕時計が好きなシャマブンです。
みなさん腕時計していますか?
最近はスマートフォンで時間が確認できるので、あまり腕時計をしないという人が増えています。
ちょっとさみしいですが、時代の流れですから仕方ありません。
それでも腕時計は時間を見るためだけではなく、ファッションの一部としても愛されてきました。
そんな腕時計の魅力を紹介し、あわよくば腕時計をつける人がちょっとでも増えるといいなぁと思っています。
今回は腕時計の種類から紹介したいと思います。
1. 腕時計の種類は大きく2つ
腕時計のムーブメントの種類は大きく分けて2つです。
クォーツ式と機械式です。
ちなみにムーブメントとは、時計を動かす部分のことを言います。
私は機械式が好きですが、クォーツ式にも魅力があります。
それぞれの特徴を紹介します。
2. クォーツ式は電池式
クォーツ式は電気を動力にして動きます。
昔は腕時計といえば機械式が当たり前で、スイスのメーカーが猛威を奮っていました。
しかし、1969年にあのセイコーが世界初のクォーツ式腕時計「セイコー・アストロン」を発売しました。
後にクォーツショックと呼ばれるこの出来事は、スイスの腕時計メーカーを次々に廃業に追い込みました。
それほどにクォーツ式は安くて精度が良かったのです。
クォーツとは水晶のことで、電圧を加えると決まった周波数で振動するという特徴があります。
時計だけではなく、パソコンなどの電子デバイスにも使われています。
よく時計に使われるのは32768Hzで振動する水晶で、この信号を分周して1秒(1Hz)を作り出しています。
なので1秒毎に針が動くんですね。これはクォーツ式の大きな特徴です。
基本は電池がなくなるまで動き続けます。
そして安価なうえ高精度です。大体の腕時計は1ヶ月で±20秒程度のズレになるようになっていると思います。
腕時計の仕様を見ると、月差〇〇秒と書いてあるのがそれです。
なかには、年差5秒なんていう超高精度のものもあります。
頻繁に時刻を合わせなくて良いというのは手間がかからなくて便利ですよね。
また、電波を受信して時刻を自動で合わせるものや、ソーラー発電により電池交換をしなくてよいものなど様々です。
欠点としては、電気回路にはどうしても寿命があるので壊れれば終わりのものが多いです。
また歯車を動かす力が弱いので、あまり太い秒針は動かすことができません。
ソーラー発電などのもの以外は、電池が切れたら交換しなければいけません。
電池寿命は時計にもよりますが、だいたい2年から3年くらいです。
3. 機械式はゼンマイ式
ゼンマイを巻き上げ、手を離すと走り出す車のおもちゃがありますよね?
あのゼンマイと同じです。
ゼンマイを巻き上げると、解ける力を動力にして時計は動きます。
このゼンマイの巻き方の違いで、手巻き式と自動巻き式に分けられます。
手巻き式は手で竜頭を回すことでゼンマイを巻き上げます。
自動巻き式には重りがついており、手を動かすことで重りが動いて自動でゼンマイを巻き上げてくれます。
ちなみに竜頭とは時計の横についている、時間を合わせるときに引っ張って回すあれです。
手巻き式は自動巻きと比べ重りがないので、比較的薄く作ることが可能です。
クォーツでは水晶が時計の精度を作っていましたが、機械式はテンプという振り子のようなものが作っています。
振り子時計は左右に一定間隔で動く振り子が時計を制御しているのですが、あれと同じようなものが腕時計の中にも入っています。
とはいえ形はだいぶ違いますけどね。
ゼンマイは力が強いので、クォーツよりも太い秒針を動かすことができます。
太い秒針は見栄えが良くなりますので高級感が出ます。
関連して、トゥールビヨンやパーペチュアルカレンダーなどの芸術品のような複雑機構は機械式の醍醐味です。
また、しっかりメンテナンスをすれば長期間使い続けることができます。
何十年も動き続けるものだってありますから、大したものです。
電池交換だって必要ありませんから、エコですね。
一方欠点としては、放って置くと止まってしまうことが挙げられます。
一般的な機械式時計では、丸2日でだいたい止まってしまいます。
土日は腕時計をつけないという人は止まってしまうかもしれません。
一方でIWCには、最大まで巻き上げた状態から8日間も動くなんていうロングパワーリザーブのものもあります。
また、精度はクォーツよりずっと落ちます。
クォーツが月差20秒程度と書きましたが、機械式は日差15秒くらいです。
そのため、定期的に時刻合わせが必要になります。
もちろん機械式時計の中にも精度が高いものもあります。
高級時計で有名なROLEXのムーブメントは日差±2秒となっています。
機械式でこの精度を出すのはとんでもない技術なので、さすが高級なだけはあるといったところです。
この精度をさらに上げるために開発されたのがトゥールビヨン機構なのですが、詳しくはまたどこかでお話できたらと思います。
4. クォーツと機械式の見分け方は秒針を見る
基本的に、クォーツ時計は1秒毎に秒針が動きます。
それに対して機械式は、動きがもっと細かいです。
機械式でも自動巻き時計は裏をスケルトンにしていることも多く、重りが回転する様子を見ることができます。
クォーツにもスケルトンにして、部品を見せているものがありますね。
5. どっちがいいのかは好みで
メンテナンスが手間、毎日時計をしない、安くていい、時間が大きくズレて欲しくない。
こういう人にはクォーツをおすすめします。
人生を共にする時計を持ちたい、時計の動きが好き。
こんな人は機械式を試してみてはいかがでしょうか。
何本も機械式を持っているとメンテナンスやゼンマイの巻き上げが大変なので、お気に入りの1-2本を持っておくのが良いと思います。
6. おわりに
腕時計の種類を紹介しました。
クォーツか機械式か、気になる方を探してみてください。
そして、お気に入りの腕時計をつけて生活してみてください!
きっとハッピーな気分になりますよ。
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スマートウォッチの普及でさらにキャッシュレスが捗りそうですね。
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