公開日 2018年5月20日 最終更新日 2022年6月25日
シャマブンです。
この記事ではフトアゴヒゲトカゲの餌について紹介します。
フトアゴの飼育において餌はとても重要ですよね。
また、爬虫類を飼う上で1番楽しいと言っても良いのが餌やりです。
与えた餌をバクバク食べてくれるととても嬉しいですね!
餌は成長にも大きく関わるので、しっかりとしたものを与えましょう。
でも、どんな餌をどのくらいあげたらいいのかよくわかりませんよね。
でも大丈夫。
この記事で実際に私があげた餌を紹介しているので、読んでみてください。
どんな餌をあげればいいのかがわかりますよ。
フトアゴヒゲトカゲの全般的な飼育方法については、フトアゴヒゲトカゲの飼い方と費用は?飼育方法まとめを確認してください。
目次
餌の頻度と量
フトアゴヒゲトカゲは昆虫や野菜を食べますが、餌の頻度と量は成長具合によって変えます。
また餌の種類も成長によって変えていきました。
成長具合については下記のサイズを参考にしてください。
ベビー期(~20センチ)
ベビー期では主に昆虫(デュビア)を与えました。
あまり大きい餌だと飲み込みづらそうにしていたので、小さめのサイズを与えるようにしていました。
頻度としては毎日で、食べるだけ与えてあげます。
1回に食べられる量はあまり多くないため、朝と夕方など2回に分けて与えました。
徐々に野菜や人工フードに慣らしていくと、大きくなったときに楽です。
うちの子は小さいころから野菜も食べてくれていたので、餌の移行が簡単でした。
セミアダルト期(~30センチ)
大きくなってからは昆虫と野菜を半々くらいの割合で与えました。
こちらも頻度は毎日ですが、1日1回にしていました。
まず野菜を食べるだけ与えて、その後に昆虫を与えると野菜も食べてくれます。
この頃は人工フードも食べるようになっていました。
アダルト期(30センチ~)
大人になってからは野菜を中心に、ときどき昆虫を与えています。
頻度としては数日おきにしています。
最近は週に1~2回ですね。デュビアは月1くらいです。
量を与えすぎると肥満の原因となるので、ある程度成長したら食べさせすぎないようにしましょう。
特に昆虫のみ与えると栄養の取り過ぎになってしまいます。
餌の種類
フトアゴヒゲトカゲは雑食で昆虫や野菜、人工フードなどを食べます。
1つずつ見ていきましょう。
昆虫餌
基本となる餌です。昆虫なしでは飼育できませんので、苦手な人は克服するか飼育を諦めたほうが賢明だと思います。
種類としてはコオロギ・デュビア・ミルワームなどがあります。
必要な分だけ買いに行くのもいいですが、近くにお店がないと大変な手間ですよね。
そのためほとんどの人は、餌用の昆虫を飼育して繁殖させているんじゃないかなと思います。
繁殖させれば餌代が軽くなりますし、買いに行く手間もかかりません。
私が繁殖させているのはデュビアというゴキブリです。苦手でなければ検索してみてください。
デュビアについてはデュビアの特徴と繁殖方法を紹介【画像なし】の記事でも書いています。
デュビアの画像は載せていないので、苦手な方も気軽に見てみてください。
コオロギも一般的ですが匂いが気になるのと、鳴いてうるさいらしいです。
あまり丈夫ではないのですぐ死ぬんだとか。
そのため頻繁に世話をしてやる必要があるので、爬虫類を飼っているのかコオロギを飼っているのかわからなくなるともっぱらの噂です。
対してデュビアは丈夫で手間がほぼかからず、鳴きませんし飛びません。動きも遅い方です。
餌としての嗜好性が高く、栄養価も良くて扱いやすいため「新生代の餌昆虫」などと呼ばれているようです。
欠点は見た目と繁殖スピードが遅いことでしょうか。
見た目は慣れればどうってことありません。
繁殖スピードも、飼う規模を大きくすれば消費量を補えます。
私はそこまで大規模ではありませんが、消費量が少なめなのでなんとかなっています。
活き餌を与える際は食べ残しは回収しましょう。コオロギは逆にフトアゴに噛み付いてしまいます。
また、エサとずっと一緒の環境にいるとストレスが溜まったり、餌だと認識しなくなることもあるようです。
活き餌は食べ切れる分だけを与えましょう。
一方で活き餌はちょっと…という方には冷凍餌というのもあります。
与えるときはしっかり解凍してから与えます。
生きていないので食いつくかどうかが問題となりますが、問題なく食べる個体は多いようです。
実際に私の友人は冷凍コオロギでヒョウモントカゲモドキを飼育しています。
ただしお店にいる段階ですでに冷凍コオロギに慣らされていたようです。
生体を購入するお店で聞いてみてください。
野菜の餌
野菜でよく食べてくれたのは小松菜・豆苗・カボチャ・いんげん・ニンジン・オクラなどです。
食べやすい大きさにカットして与えます。
食べ残すくらい与えるのが良いですが、食べ残しはしっかりと片付けましょう。
余談ですが、食べ残した野菜はデュビアに与えて処理してもらっています。エコですね。
玉ねぎやにんにく、ニラなどの刺激の強い野菜は与えてはいけません。
また、バナナなどの果物も好んで食べますが糖分が多すぎるので与えすぎには注意しましょう。
最近は冷凍のミックスベジタブルを常備して、解凍してあげています。
冷凍野菜は日持ちするので助かりますね。
ちなみにグリーンピースとコーンは好きなのかよく食べてくれますが、ニンジンは残しがちです笑
サプリメント
飼育環境下で不足しがちな栄養素はサプリで補ってあげましょう。
代表的なのはカルシウムやビタミンD3です。骨の成長に欠かせない栄養素です。
私はこちらを使っています。
使い方としては、野菜には上から振りかけます。
昆虫には袋などに一緒に入れて思いっきり振ります。私は100均のタッパーを使っています。
こうすることで昆虫の体に満遍なくまぶすことが出来ます。これをダスティングと言います。
昆虫の動きも遅くなって一石二鳥です。
サプリメントも与えすぎには注意が必要です。
人工フード
人工フードは保存が出来るので使い勝手が良いです。
栄養素もしっかり考えられているのですが、ベビーの頃はあんまり食べてくれません。
うちの子は大人になってからは結構食べてくれますが、毎日だとどうなんだろうって気がします。
野菜のように入れっぱなしでもしなびたりしないので、出張などで家を空ける場合に入れていくことが多いです。
私はこのフードを使っています。
野生の餌はあまりおすすめしない
その辺で捕まえてきたセミやトンボなどの昆虫を与えてもよく食べるらしいです。
しかし、野生の昆虫は農薬がついていたり未耐性の寄生虫や病原菌を持っていることがあるかもしれません。
健康を害する可能性を考慮しておくことが重要です。
同じ理由で野草もNGです。
実際の餌の与え方
私が実際どのように餌を与えていたのかを紹介します。
ベビーの頃は毎日デュビアを2~3匹を与えていました。
朝起きて2~3匹与え、夕方帰ってきてから2~3匹与えるようなイメージです。
デュビアが大きすぎると飲み込めないので、小さいサイズを選んであげていました。
小さいサイズばかり与えていたのですぐにちょうどよいサイズのデュビアが尽きてしまい、買い足したりもしました。
少し大きくなってきたらまず野菜を与え、野菜を食べなくなったらデュビアを与えていました。
この頃はサニーレタスを与えていました。
アダルトとなった今では、小松菜を中心とした食生活になっています。
小松菜をよーく洗って
適当なサイズに切ってタッパーに入れて冷蔵保管してます。
このときすでにサプリメントを振りかけてしまっています。
毎朝ここから適当な量を餌皿に入れてから出社しています。大体帰ってくると空になっていますね。
あげているのは葉の部分だけで、茎の部分は例によってデュビアにあげています。
今まで他に与えた野菜はカボチャ・オクラ・いんげん・豆苗です。どれもよく食べてくれていました。
特に豆苗は安い上に、水を張った入れ物に移せば2.3回は食べられる部分が生えてくるのでおすすめです。
3~4週間に1回はデュビアを与えています。しっかりとダスティングをして満足するまで与えます。
やはり1番食いつきが良いのはデュビアですね。
デュビアを見せると飛びかかってきます笑
餌をあげる時間
餌をあげる時間についてですが、遅くともバスキングライトを消す2時間前までには与えてください。
フトアゴは体を温めて消化するので、時間をしっかりとってあげないと体に負担がかかってしまいます。
そのため、餌を与えてからすぐにライトを消さないでください。
おわりに
この記事ではフトアゴヒゲトカゲの餌について紹介しました。
ベビーの頃は昆虫をメインに毎日与え、
大きくなるにつれて野菜を増やして与える間隔を広げていきましょう。
大切な生体ですから、適切に餌を与えて元気に育てましょう。
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フトアゴヒゲトカゲの全体的な飼育方法です。
IWCの腕時計をオーバーホールしました。
万年筆が好きです。
キャンプも好きです。
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