公開日 2018年4月15日 最終更新日 2022年6月4日
シャマブンです。
この記事ではフトアゴヒゲトカゲの飼育について紹介します。
爬虫類の飼育方法ってよくわからないですよね!
飼育が難しそうなイメージもあると思います。
一方でフトアゴヒゲトカゲは爬虫類の中では比較的飼いやすいと評判ですので、飼ってみたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
私も飼っていますが、とても可愛くて飼いやすいので人気になるのも納得です。
上の写真はうちの子で名前はおこげと言います。
お迎えしてから約4年くらい経ちました(2021年9月現在)。
飼い始めるにあたって色々調べたことと、これまでの経験上わかったことをまとめました。
この記事を読めば、フトアゴヒゲトカゲの基本について理解できますよ。
目次
1. フトアゴヒゲトカゲってどんな生き物?
1-1. 昼行性で比較的広く流通している
昼行性で昼に活動し、夜に眠ります。
同じ部屋にいても夜中にガサガサしないので、人の生活にあっていてGoodですね!
私は自分の寝る部屋にケージがあるので、もしも夜行性だったらうるさくて寝れなかったかもしれません 笑
ペット用爬虫類の中でもメジャーなので、爬虫類を扱っているペットショップならば結構見かけます。
私が行ったことのある爬虫類ショップには全部いたような気がします。
寿命は6~8年だそうですが、良い環境のもとで飼育してあげればそれ以上に長生きするらしいです。
1-2. アゴにヒゲのような鱗があるのが特徴
名前の通り、アゴにヒゲのようなものがあります。
お腹の横にもトゲのような鱗がありますが、どちらも見た目とは違い柔らかいです。
ゴムっぽい触り心地で、プニプニしています。
体は平べったい感じですね。
サイズはベビーで15センチ、アダルトで40センチ程です。
おこげちゃんが今50cmくらいですね。
大きいような気がしますが、半分は尻尾なのでそれほどでもないです。
最近はもう脱皮をしていないので、たぶんこれ以上は大きくならないと思います。
体の色は一般的にはクリーム色なのですが、モルフというさまざまな色や柄の種類があります。
珍しい色や柄の個体同士で子供を作ることで、親の特徴を受け継いださらに珍しい個体が生まれるということですね。
1-3. 爬虫類なので懐かないが、ハンドリングは可能
爬虫類なので懐きはしませんが、スキンシップは取れますよ!
ハンドリングするときは、お腹から抱えるようにすると安定します。
人の指に噛み付いてきたりしないので安心してください。
まぁ餌皿を入れるときに間違えて噛まれたことはありますけど…笑
噛まれはしませんが爪は鋭くて痛いので、ハンドリングするときは注意しましょう。
あまりに痛いので爪を切ってあげたこともあります。
人間用の爪切りでパチンパチンと簡単に切れます。
本当におとなしいので、楽に切ることができました。実家の猫とは大違いです。
2. 基本の餌は昆虫と野菜
フトアゴヒゲトカゲの餌は昆虫や野菜、人工フードです。
ベビーは昆虫を中心に、大人になったら野菜中心の食生活になります。
なので、成長具合によって与える餌を変えてあげます。
昆虫ならデュビアとかコオロギが一般的ですね。
野菜は色々食べます。小松菜とかかぼちゃとか人気です!
私はミックスベジタブルをあげています。
詳しくは「フトアゴヒゲトカゲの餌は何?量と頻度も紹介」の記事に詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてください。
3. 飼育環境
掃除直後でキレイなお家
飼育環境も爬虫類を飼うための重要な要素です。
最低限必要なものは飼育ケージ・バスキングライト・紫外線ライト・床材・バスキングスポット用の岩ですかね。
ケージ内の温度にも気を配る必要があります。
暖かいところに住んでいるので、ケージ内を暖めるバスキングライトが要ります。
成長には紫外線が必須なので紫外線ライトも用意します。
詳しくは「フトアゴヒゲトカゲの飼育環境について紹介」の記事にまとめています。
4. 温浴させて代謝UPや脱皮不全防止
フトアゴヒゲトカゲは温浴をさせると良いと言われています。
温浴とはお風呂のことで、37℃くらいのお湯に入れてあげます。
温浴することで身体が温まるので代謝が上がり、体についた汚れも落ちます。水分補給や脱皮不全を防ぐ効果もあります。
また、排泄促進にもなります。温浴中に糞をする子も多いみたいです。
私が入れてあげたときも温浴中に糞をして、その後はお湯が汚れたからなのかすぐに出たがっていました。キレイ好きめ。
もちろん糞は流さずに回収しました。
私はあまり定期的に入れてあげてはいませんが、体が糞で汚れてきたなと感じたり脱皮が始まったりしたときに温浴させています。
温浴するおこげちゃん
おこげちゃんの温浴の仕方ですが、お湯を張った洗面台に浸かります。
溺れないようにお湯の量には気をつけています。
ふやけた脱皮中の皮は手でむいてあげたりしています。
写真には写っていませんがちゃんと温度計も入れてます。冬場はすぐにお湯が冷めてしまいますからね!
温浴が終わったら、体温が下がらないうちにタオルでしっかりと拭いてあげます。
5. 初期投資は6万円くらい
かかった費用をざっくりとまとめます。
生体代:2万円
柄や色によって値段が大きく変わります。おこげちゃんはスタンダード寄りの見た目なので安く、2万円くらいでした。
安い生体で1万5千円くらいだったと思います。
一般的にベビーのほうが安く、アダルトになると高いようです。ベビーから成長させるのが大変だからでしょうか。
私は成長を見たくてベビーを購入しましたが、特に難しいところはありませんでした。すくすく育ってくれて嬉しいかぎりです。
ケージ:2万円
必要な設備の中ではケージが一番高かったです。
ガラスケージでサイズも大きいものが必要なので仕方ないですね。
その分見た目も良いし快適そうです。
その他設備:2万5千円くらい
温度計やライトなどなど、揃えるものが結構ありました。
エサ代:1000円/月
エサはスーパーで小松菜を買っていました。
あとはデュビアですが、初期に3000円ほどかかったきりでそれ以降は一切払っていません。繁殖の効果ですね。
最近は冷凍のミックスベジタブルを常備しています。
日持ちするので助かっています。
成長して給餌の頻度が落ちてからは、月1000円もかかっていないと思います。
電気代:+1000~2000円
基本的にバスキングライトと紫外線ライトが点いている時間が長いので電気代がかかります。
季節にもよりますが平均してこのくらいでしょうか。冬は保温球が点くので高いです。
トータルで6万円くらいです。生体よりも設備の方にお金がかかりますね。
ただ、一度設備を揃えてしまえば維持費はそんなに高くないと思います。
6. お迎えは爬虫類ショップで
私は爬虫類倶楽部というお店でお迎えしました。まだまだ爬虫類はメジャーなペットとは言えませんので、専門店で購入するほうが安心です。
また、即売会などのイベントでもお迎えすることが出来ます。
私は東京レプタイルズワールドに行ったことがありますが中々の賑わいです。全国から色々なお店が自慢の生体を持ち寄って参加しているので、見ているだけでも楽しいです。
ただ、長距離移動で弱っている生体もいると思われますので、信頼できるお店かどうかしっかりと見極めて元気な生体を購入するようにしましょう。
素人の私は生体の体調を見分けられないので、近くの専門店で購入することにしました。
7. お迎えするときの注意点は?
生体をお迎えする前に、まず環境を構築しておきましょう!
私も先にケージなどから揃えました。温度環境の調整も予め済ませておきましょう。
すべて準備して、あとはお迎えするだけとなったらお店に行くと良いと思います。
これはお迎えした後でも大丈夫ですが、万が一病気になってしまったときに見てもらえる動物病院を探しておきましょう。
爬虫類を見てくれる病院は中々ありません。いざというときに慌てないように確認しておきましょう。
8. 長期で家を空けても平気?
私の経験ですが、アダルトなら10日間程度は大丈夫でした。
ベビーは2日くらいしか空けたことがないです。ちょっと不安ですね。
家を空ける際はしっかり水入れを用意して乾燥しすぎないようにし、温度管理は自動で行えるようにしておきました。
餌も人工フードを餌皿に山盛りにしておきました。(入れた瞬間から食べ始めていましたが…)
出張や旅行でどうしても長期間家を空ける必要がある場合もあると思います。
そういう場合はペットホテルを利用するのも手です。ちゃんとフトアゴヒゲトカゲを預かってもらえるか確認してくださいね。
実際に私もおこげちゃんが小さい頃に利用しました。1日1500円くらいだったと思います。
しっかりコオロギといろんな野菜を食べさせてもらえるうえ、毎日温浴と日光浴させてもらえていたので自分の家より快適じゃないか…なんて思いました。
9. おわりに
フトアゴヒゲトカゲの飼い方について詳しく解説しました。
お迎えしようと考えていた方や、すでに飼育されている方の参考になったら幸いです。
それでは良いフトアゴライフを。
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