
シャマブン@syamabunです。
友人に影響されてメダカの飼育を始めました。
屋外でメダカを飼うビオトープはとても簡単です!
今回は私が準備したビオトープのセッティングについて紹介します。
また、飼育を始めるにあたり色々と調べた内容をまとめます。
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ビオトープは水槽内に自然環境を再現すること

そもそもビオトープってなんでしょうか。
私は、水槽内に自然環境を再現することだと認識しています。
自然環境を再現することで、水換えを不要にすることが可能です。
外にある池などは人が手入れをしなくても水が綺麗ですよね?
これを水槽内で再現しようということです。
手間がかからないと言うのがビオトープの1番のメリットだと考えています。
水換えが不要になるわけ
ではなぜ水換えが不要になるのでしょうか。
簡単に言えばバクテリアや水草が水を綺麗にしてくれるからです。
逆になぜ水換えが必要になるかを説明します。
メダカのフンや餌の食べ残しなどの有機物が分解される過程でアンモニアが発生します。
このアンモニアが有害で、濃度が濃くなるとアンモニア中毒となりメダカ達は死んでしまいます。
これを防ぐために定期的な水換えが必要となるわけです。
一方で自然界やビオトープではどうなるかというと、アンモニアはバクテリアの働きで亜硝酸塩→硝酸塩に分解されます。
硝酸塩はたまり過ぎなければそこまで有害ではないうえに、水草が養分として吸収してくれます。
こうして浄化サイクルが成り立っているわけです。
これが室内の水槽の場合、太陽光の恩恵を受けられないためバクテリアがあまり繁殖せず、水草の成長も遅いです。
そのため水の浄化速度が遅くて有害物質が溜まってしまうわけです。
ビオトープを準備しよう

ビオトープを作るにあたり準備したものを紹介します。
・容器
・低床
・水草
・コケ取り生体
・エサ
これだけです。
1つずつ説明します。
●容器

飼育容器としてトロ船(プラ船)を選びました。
トロ船とは元々セメントや砂を混ぜてコンクリートを作るときに使用される容器です。
丈夫なのでビオトープによく利用されています。
私はホームセンターで1500円くらいで購入しました。
水量は約20L入ります。
他の選択肢として、睡蓮鉢・発泡スチロール・コンテナなどがあります。
外に置くので紫外線に弱いものは避けたほうがいいです。
また容器の形状としては、口が広くてあまり深すぎないほうがよいとされています。
口が大きいと水が空気に触れる面積が大きくなり、より酸素が水に溶け込みやすくなります。
あまりにも容器が深いと日光が届かなかったり、水面に浮かぶエサに気づかなかったりします。
また、底の酸素量低下が心配されます。
容器のサイズはメダカの数で決めます。
一般に水1Lにつきメダカ1匹や体長1cmと言われています。
普通に飼うなら1Lに1匹。
ゆとりを持って飼うなら1Lに体長1cmです。
メダカの体長は大きくなると3cmくらいになります。
つまり20Lの容器だと6〜20匹が目安となります。
できるだけ水量は多いほうが水の汚染が遅く、水質が安定します。
また水温の変化もゆっくりです。
●低床

低床は園芸ユーザーお馴染みの赤玉土(中粒)を選びました。
これなら余っても観葉植物の土として使い道がありますし、何より安いです。
私はホームセンターで5L400円くらいで購入しました。
低床はバクテリアが住み着くための場所になったり、メダカが落ち着くなどメリットが大きいので入れたいところです。
特にビオトープではバクテリアの繁殖が水質維持の鍵ですので。
赤玉土の他にも専用のソイルなど色々売っています。
●水草

水草にはホテイソウ(ホテイアオイ)とマツモを選びました。
ホテイソウは定番でよく見かけますし1株100円程度と安いです。
根っこにはメダカがよく卵を産みつけますし、浮草なので身を隠すのにも役立ちます。
ホテイソウは放っておいたら簡単に増えるので繁殖も楽しいです。
しかし増えすぎるとメダカの泳ぐスペースが無くなりますし、水中に日光が届かなくなるので適度に間引きは必要です。
ホテイソウは外来種かつその繁殖力から駆除が大変で”青い悪魔”と呼ばれてるとか。
ホテイソウを川などに捨てるのはご法度です。
マツモも安くて丈夫な水草です。
根っこがなく、水中に漂わせておけば勝手に増えます。
マツモも水中の養分をたくさん吸収するので、水の富栄養化を予防し苔や藻の繁殖を抑えます。
エビが乗っかってツマツマしているのをよく見かけます。
水草にも色々と種類があるのでお気に入りを選んでみてください。
●コケ取り生体

コケ取り生体にはミナミヌマエビとヒメタニシを選びました。
コケ取り生体はその名の通り水槽に生えた苔を食べて綺麗にしてくれます。
また、床に落ちたエサの食べ残しを食べてくれます。
ミナミヌマエビは繁殖が容易ということで選出。
ヒメタニシは水質浄化能力が高いということで選出しました。
ヒメタニシ5匹+ミナミヌマエビ10匹のセット販売で1500円でした。
●エサ
最後にエサです。
ビオトープでは動物プランクトンや水に落ちてきた虫など、エサが自然発生します。
それでも人工のエサも与えた方が早く大きくなります。
市販のエサならなんでもいいと思いますが、高級なものは栄養価が高い傾向にあります。
人工フード以外にもミジンコなどの生き餌も好んで食べます。
大人になると消費量が激しくなるので維持に注意です。
ミジンコはエサ用に繁殖させている人も多いです。
メダカを投入してビオトープの完成
ビオトープの準備ができたらメダカを投入して完成です。

私はオロチメダカをお迎えしました。
黒色がカッコいい品種です。

メダカを投入する前に水を張ってから1週間程度の期間を空けると、バクテリアが繁殖したりして水質が安定します。
メダカの投入には水合わせが非常に重要です。
買ってきていきなり水質の異なる水に入れられるとメダカが弱ってしまいます。
まずは買ってきた袋のままビオトープに浮かべて水温をゆっくりと合わせます。
1時間くらいで合ってくると思いますので、袋の中の水を20%捨て、同じ量だけビオトープの水を入れます。
15分ほど経ったらまた20%捨ててを繰り返します。
5回くらい繰り返せば十分です。
病原菌が混入している恐れもありますので、買ってきた袋の中の水はビオトープに入れないほうがいいです。
袋の中からメダカだけを掬ってビオトープに優しく入れてあげましょう。

まとめ
メダカのビオトープ構築に必要なものを紹介しました。
容器・低床・水草・エサがあれば簡単に始められます。
値段もお安いですので、ぜひ始めてみてください!!
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