公開日 2018年7月21日 最終更新日 2021年9月25日
シャマブンです。
19日にマイクロソフト(ティッカー:MSFT)の第4四半期決算の発表がありました。内容は良かったと思います。
目次
1. 文句なしの増収増益
売上は300億8500万ドルと、前年同期比で17.5%増加しました。アナリストの予想は292億1000万ドルでしたので、予想を上回る結果となっています。
純利益は88億7300万ドルと、約10.0%の増加でした。
1株純利益であるEPSは1.13ドルで、予想値の1.08ドルを上回りました。
増収増益で文句なしの結果だと言えます。
2. セグメント別の売上も良好
では、セグメント別の売上はどうでしょうか。
マイクロソフトは、「Productivity and Business Processes」「Intelligent Cloud」「More Personal Computing」の3つの事業に分かれています。
Productivity and Business Processes
こちらはoffice製品などが分類されますね。
このセグメントでは、前年同期比で売上が13%増加しました。
中でも、オンライン業務管理ソフトである「Dynamic 365」の売上は61%も増加しました。
Intelligent Cloud
今急成長中のAzureなどが含まれる事業です。こちらの売上は23%増加しました。
Azureの売上は驚異の89%増となっています。
クラウドコンピューティング事業は、最近のマイクロソフトの成長の要です。
AzureはAmazonのクラウドサービスであるAWSからシェアを奪おうと追い上げています。
今後争いの激化が予想されるクラウドサービスにおいて、現時点で2位のシェアを取れているのは素晴らしいです。
More Personal Computing
このセグメントにはWindowsのライセンス収入やXboxなどのゲーム、Surfaceなどのデバイス機器が含まれます。
こちらも17%の売上増加を見せています。
Xboxの収入は36%の増加となっています。
3. マイクロソフトは3つの事業がバランスよく売上をあげている
こちらは決算の抜粋ですが、上記3つの事業が均等に売り上げているのがわかります。
1つの事業に依存していないので、リスク分散にもなっています。
例えばAppleは、iPhoneの売上が利益に大きく寄与しています。
iPhoneの出荷台数は頭打ちと言われていますので、Appleは他の事業を育てていかないといけません。
Azureなどの新しいビジネスを軌道に乗せ、しっかりと利益を出しているマイクロソフトはさすがと言えます。
4. 好決算を受けて株価は+1.79%
好決算を受けて、同社の株価は一時3.6%もの上昇を見せますが、その後落ち着いて1.79%の上げとなりました。PERは29.5倍になっています。
今後も私達がマイクロソフトのサービスを使い続ける限り、利益は成長し続け、株主に還元してくれることでしょう。
そんな未来を信じて、投資を続けたいと思います。
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