公開日 2019年7月16日 最終更新日 2021年9月25日
シャマブンです。
この記事では、万年筆のインクがかすれるようになった時の対処方法を解説します。
万年筆のインクがかすれるとイライラしますよね。
そんな悩みは、万年筆をチョコっとメンテナンスすれば解決します。
ここで紹介する方法を試してみれば、きっと心地よい書き心地が復活しますよ。
1．インクを補充する
まずはインクがちゃんと入っているか確認しましょう。
インクが無くなってしまっていませんか？
残りのインクが少ないと、インクの出が悪くなってしまいます。
私もついついまだ残っていると勘違いしていることが何度もありました。
しっかりと補充しておきましょう。
2．ペン先を洗浄する
ペン先が乾いてインクがつまってしまうと、万年筆が書けなくなってしまいます。
インクもしっかり入っているのに書けない場合は、ペン先を洗浄してみましょう。
万年筆の洗浄は簡単で、分解してペン先を水につけておけばOKです。
汚れがひどいと思われるときは、水ではなくぬるま湯につけるとより効果的です。
一晩ほどつけておけばキレイになります。
洗浄後はしっかりと自然乾燥させましょう。
この記事で詳しく解説しています。
3．使わないときはキャップを締める
書かないときはこまめにキャップを締めておくだけで、ペン先の乾燥防止になります。
キャップを開けっ放しにしておくとどんどんペン先が乾燥し、インクがつまってしまいます。
書きながらなにか考え事をするときには、その都度キャップを締めましょう。
私もついキャップを開けっ放しにしがちでしたが、こまめに締めるように癖をつけました。
4．空気穴を塞ぐ
万年筆のキャップには空気穴が空いているものがあります。
これはスクリューキャップでない万年筆に見られ、
キャップを開けるときに圧力がかかってインクが飛び散るのを防ぐ効果があります。
ですが、この空気穴のせいでどんどんペン先が乾いてしまうことがあります。
そんなときはこの空気穴を塞いでしまいましょう。
ペン先の乾きを抑えることができます。
後述しますが、私にはこの方法が一番効果的でした。
5．メンテナンスに出す
これまでの方法を試してもかすれてしまう場合は、ペン先が歪んでしまっているのかもしれません。
こうなると素人ではどうにもできませんので、メンテナンスに出すことをオススメします。
メーカーにお願いしたり、時々開催される無料のペンクリニックに持って行きましょう。
私もペンクリニックを探して持ち込んだことがあります。
6．私もインクのかすれに悩まされた
私も実際に長い間インクのかすれに悩まされていました。
症状としては、
- インクを補充しても3日くらいでかすれてしまう
- ペン先を洗浄しても1週間もしないうちにかすれ始める
- ペンクリニックに持っていっても改善しない
- 毎日使っているのにだんだんかすれてくる
このようにひどい有様で、ストレスがたまる一方でした。
そんな中、クリティカルに効いた対処法は「空気穴を塞ぐ」でした。
空気穴を塞いだことでこれまでのかすれが嘘のようになくなり、おまけにインクの減りも少なくなりました。
これまで2週間に1度はペン先を洗浄しないと使い物にならなかったのに、空気穴を塞いでからは3ヶ月間1度も洗浄していません。
それでもインクがつまることなく快適に書けています。
インクの飛び散りも今の所ありません。
少し分かりづらいと思いますが、写真の赤い丸のところに空気穴があり、セロテープを貼って塞いでいます。
空気穴の空いている万年筆を使っている方は、塞いでおけばペン先が乾きにくくなりますよ。
おわりに
万年筆がかすれるようになってしまった時の対処方法について解説しました。
・インクがあるか確かめる
・ペン先を洗浄する
・こまめにキャップを締める
・空気穴を塞ぐ
・メンテナンスに出す
ペン先が乾かないようにすることが第一ですね。
私は「空気穴を塞ぐ」ことがクリティカルに効きました。
万年筆のかすれに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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