公開日 2022年6月13日 最終更新日 2022年7月9日
シャマブンです。
この前なんとなくガジュマルを剪定して丸坊主にしました。
その時に切った枝を挿し木にしてみました!
捨てるのももったいないですからね。
ついでに桜も挿し木にしてみました。
今回は挿し木についてのお話と、やり方を簡単に紹介します。
それではどうぞ。
1. 挿し木とは?
まずはじめに挿し木についてです。
挿し木とは、切った枝を使って元の植物のクローンを作ることです。
植物というのは不思議なもので、切った枝から根っこが生えてくるんですよね。
そしてその根っこが生えた枝はそのまま別の植物として育てられるというわけです。
枝から植物が増えるんですね。
当然その増えた植物は元の植物と同じ遺伝子なので、クローンになるのです。
新しく植物を購入しなくても増やすことができるので、植物を増やしたいけどあまりお金をかけたくない人におすすめの方法です。
2. 挿し木の手順
手順は以下の通りです。
- 挿し木にする枝を作る
- 枝を2時間くらい水につける
- 土に挿す
以上3ステップです。簡単ですね。
ちなみに挿し木に向いている季節は梅雨だそうです。
湿度が大事みたいですね。
では実際にやってみた様子をご紹介します。
3. 挿し木に挑戦
まず挿し木にする枝を切ります。
ちなみにこの挿し木にする枝のことを挿し穂と言います。
挿し穂の長さは10〜15cmがいいようです。
枝を切る作業の写真を撮り忘れてしまったのですが、ガジュマルは丸坊主にしたのですべて挿し穂として使います。
ガジュマルの枝を切った時に出てくる白い樹液は、肌につくとかぶれる人もいるようなので気をつけてください。
本体部分の樹液はティッシュで拭きます。
桜は胴から伸びている若い枝を切りました。
もちろん自宅の庭に生えている桜の木を切っています。
人様の木を勝手に切ってはいけませんよ。
挿し穂は切り口を水につけて吸水させます。
ちなみにこの吸水させることを水揚げと言います。
2時間くらい放置します。
そしたら土を準備します。
今回は市販の挿し木用の土を購入しました。
保水性が良くて肥料分のない土がいいらしいです。
植木鉢は家にあったものを適当に使います。
鉢底ネットを敷いて鉢底石を入れました。
今回はハイドロカルチャーで使って余っていたハイドロボールを鉢底石として使用しました。
残り少なかったせいで細かい粒が混ざっているので、排水性はあまり良くなさそうです。
土を鉢に入れて水で締めました。
挿し穂を挿してから水をかけると挿し穂が倒れてしまうので、先に水で締めた方がいいです。
それでは水揚げした挿し穂を土に挿していきます。
先端は斜めにカットすると土に接する面積が大きくなるため、より土から吸水しやすくなります。
それから下の方に葉がついている場合は取ります。
葉っぱがついている場合は1/3くらいにカットします。
こうすることで葉っぱからの水分の蒸散を抑えます。
葉っぱは2〜3枚くらいまで減らした方が良いようです。
カットした断面にルートンをつけます。
ルートンは挿し木の発根促進剤で、つけると根が出やすくなります。
結構挿し木の成功率に差が出るのだとか。
つけすぎると意味がないらしいので、つけたらトントンと余分な粉を落とします。
挿し穂を刺すときは、竹串などであらかじめ穴を開けてから挿します。
挿し穂を使って穴を開けるとせっかくつけたルートンが落ちてしまうからです。
茎の先端が土に触れるまで差し込みます。
土に接していないと水分が吸収できません。
挿しました。
穴が大きくてぐらつく場合は土を押さえます。
それではどんどんと挿していきます。
ガジュマルは8本、桜は18本挿しました。
その後は直射日光が当たらないように日陰で管理します。
ちょうど梅雨の時期なので私は雨ざらしでほったらかしにしています。
果たしてどうなるでしょうか。
調べた感じだと、2〜3週間くらいで根っこが生えてくるみたいです。
桜は挿し木の成功率が低いらしくて、根っこが生えてくるのにも時間がかかるみたいです。
上手くいくか楽しみです。
4. その後…
3週間経過しました。
葉は枯れていません!
これは期待できます。
よく見ると新芽が出てきています。
これは根が出たと見て良いでしょう。
こちらは桜。葉が枯れてきてしまっています。
枯れていないものもあるので、もう1週間ほどおいてみることにします。
※追記
桜は全滅してしまいました…。
根が出たと思われるガジュマルは鉢上げしましょう。
根を傷つけないように慎重に掘り返すと…?
立派に根が出ています!
これは嬉しい。
なんと、挿し木した8本すべてから根が出ていました!
脅威の成功率です。ガジュマルの強さですね。
早速鉢に植えていきます。
余っていた鉢に鉢底石、土、マグァンプKを入れていきます。
写真の土はアイリスオーヤマのゴールデン培養土ですが、
途中で無くなってしまったのでプロトリーフの観葉・多肉の土に切り替えました。
完成です。計6鉢になりました。
3株は寄せ植えにしてみました。
もう少し育ったら三つ編みにするのも面白いかも。
5. おわりに
挿し木に挑戦してみた記録でした。
まさかガジュマルはすべて根っこが出てくれるとは思いませんでした。
1株のガジュマルから8株が誕生しました。
植物って面白いですね。
簡単なので、皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
それではまた。
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